クレジットカード・世界の5大ブランド比較!それぞれの特徴と違いとは

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クレジットカードにはたくさんのブランドがありますが、国際的に有名なブランドがいくつかあります。これを読んでいる方の中にも、VisaやMastercardなどは知っている人が多いでしょう。

今回は、「世界5大ブランド」と呼ばれる5つのクレジットカードブランドの特徴や違い、そして自分に合ったブランドの選び方について紹介していきます。

これからクレジットカードを作ろうと思っている方、クレジットカードのブランドについて知りたい方は、ぜひチェックしてみてください!

この記事は下記のような人におすすめです!

  • クレジットカードブランドの種類が知りたい
  • クレジットカードを作成してお得にポイントを貯めたい
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1 クレジットカードの5大ブランド

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クレジットカードのブランドは数多くありますが、有名でよく見かける主要な国際ブランドが5つあります。

まずは、その5つのブランドについて紹介しましょう。

1-1 クレジットカードの国際ブランドとは

最初に、クレジットカードにおける「国際ブランド」とはどういう意味なのか、簡単にお伝えしましょう。

国際ブランドというのは、その国の中だけでなく、世界中の国や地域で利用できるクレジットカードのことです。VisaやMastercardがそれに当たりますね。

国際ブランドのクレジットカードならば、日常的に買い物や飲食などに使用しているカードを、海外旅行や出張の際にもそのまま利用できます。国内で使っても海外で使っても、ポイントなどを同様に貯められるのがメリットです。

一方、日本ブランドもあります。そちらは基本的に国内でしか利用ができません。ただし、日本ブランドのカードでも国際ブランドと提携しているものが多いので、そのようなカードならば海外での利用も可能です。

国際ブランド付きのクレジットカードを1枚は持っておくと、いざというときに安心ですね。

クレジットカードの国際ブランドとは?世界5大ブランドの特徴を紹介|クレジットカードの三井住友VISAカード

1-2 世界の5大ブランドとは

では次に、クレジットカードの国際ブランドとして主要な5つをご紹介しましょう。

  • Visa
  • Mastercard
  • JCB
  • American Express(アメックス)
  • Diners Club(ダイナース)

特にVisaとMastercardは知名度が高いです。それもそのはず、この2つのブランドだけで、国際ブランドシェアの約65%を保持しています(※)。

JCBは日本発として唯一の国際ブランドです。American Expressは「アメックス」の呼び名でも知られています。Diners Clubは日本だと使用できない店舗も見かけますが、実は老舗の国際ブランドなのです。

ちなみに、日本国内で使用できるクレジットカードブランド、いわゆる日本ブランドも、いろいろとあります。セディナやジャックス、エポス、クレディセゾンなどがそれに当たります。

※出典:『Purchase Transactions on Global Cards in 2020』The Nilson Report

1-3 決済・T&Eカードの2つに大きく分けられる

5つの国際ブランドは、2つのジャンルに大別できます。それが、「決済カードブランド」と「T&Eカードブランド」です。

決済カードブランドには、Visa、Mastercard、JCBが該当します。こちらの2つは、決済機能の利便性にこだわったブランドとなっています。

決済システムの開発や整備を行うことが、この決済カードブランドの役割です。

続いて、もう一方のT&Eカードについてお伝えしましょう。このTはTravel、つまり旅行のことです。そして、EはEntertainment、つまりコンサートなどのエンタメ、娯楽のことを指しています。

T&Eカードに分類される、アメックスとダイナースの2つは、旅行やエンタメで利用する際にメリットを発揮するカードです。さまざまな優待や質の高い特典が付いており、利用者にとって多くのメリットがあります。

そして、決済カードとT&Eカード、両方の側面を持っているのが日本発であるJCBカードです。

JCBは近年、海外ブランドのクレジットカードと提携して利用可能店舗を増やしたり、カード利用者への旅行先でのサービスを充実させたりしています。

2 5大ブランドを比較!それぞれの違いは?

続いて、5大ブランドそれぞれの特徴やメリットなどについて見ていきましょう。

2-1 Visa

クレジットカード業界の巨頭と言える、Visa。国際ブランドとして、40%のシェアを誇る、世界でNo.1のクレジットカードです。

その利用者数は世界で13億人、そして2,400万以上の加盟店を持っています。日本では、Visaカードと並んでメジャーなMastercardとの差を感じにくいですが、海外ではアメリカ方面で強いのがVisaで、ヨーロッパ方面に強いのがMastercardです。

また、VisaはFIFAのスポンサーもしているので、サッカー好きの方にはなじみ深いかもしれませんね。

Visaは、クレジットカードそのものは発行しておらず、世界中のクレジットカードによる決済機構を整備しています。

つまり、利用者がクレジットカードを使って買い物をし、クレジットカード会社を通して店舗にお金が落ちるシステムが、安全かつ正確に機能するようにしているわけですね。

Visaのスポンサーシップ | イベント

2-2 Mastercard

Visaと並ぶクレジットカードの主要な国際ブランドである、Mastercard。世界No.2のブランドとして24%のシェアを持っています

世界中で「Priceless(プライスレス)」というブランドコンセプトを展開。そのキャッチコピーを使ってテレビCMもやっていたので、記憶にある方もいるのではないでしょうか。

創業はVisaと同じくアメリカですが、その後ヨーロッパの会社を買収していき、今ではヨーロッパで強いカードと言われています。

Visaと同様に、クレジットカードのシステム構築をしている会社であり、クレジットカードの発行会社はMastercardからライセンスを得てMastercardのシステムを使用しています。

2-3 JCB

国際ブランドにおいて唯一、日本生まれのクレジットカード会社がJCBです。シェアではVisaやMastercardに劣りますが、日本人がよく行く外国ではその力を発揮してくれます。

たとえば、ハワイや韓国、台湾などでの日本人サポートが充実しているので、とても便利!街中にJCB専用のラウンジがあって、観光で疲れたときにドリンクサービスで飲み物を飲めたり、インターネットで調べた飲食店情報などをその場でプリントアウトできたり。

また、手荷物の預かりなども行っているので、チェックインやアウトの日などにも有効に使えそうです。

ハワイではJCB専用のトロリーバスが街中を走っていて、カード利用者が無料で乗れる特典もあります。

JCBは国内加盟店が非常に多く、日本国内でのクレジットカード保有率では30%と、Visaに次いで2位となっています。

2-4 American Express

アメリカン・エクスプレス、通称アメックスと呼ばれています。アメックスの自社発行カードには、中央にローマ時代の軍人(の身分の呼称)であるケントゥリオの絵が特徴的に描かれており、アメックスのアイコンとなっていますね。

アメックスは、ステータスが高いブランドとして知られているクレジットカードです。審査も厳しいので、富裕層向けというイメージがあります。

こちらは、T&Eカードであり、旅行やエンターテインメントを楽しむ人にとって、付帯サービスが充実しているのが魅力。

たとえば、アメックス主催のコンサートの開催や、桜の名所を貸し切っての花見会などなど、スポーツや音楽、講演会など非常に数多くの特別イベントが実施されます。

イベントレポート一覧(開催したイベント) – クレジットカードはアメリカン・エキスプレス(アメックス)

2-5 Diners Club

ダイナースは、世界で最初に登場した多目的型クレジットカードであり、日本でも初めてのクレジットカードとして、親しまれてきました。

ダイナースも、アメックスと同様に富裕層向けカードというイメージが浸透しています

確かに、ダイナースは一定の利用上限額というものが存在しません。会員ごとに、利用限度額が設定されることとなっており、臨時での利用枠拡大などについても柔軟に対応してくれます。

その他の特徴として、名前のルーツでもある「ダイニング」関連に注力したクレジットカードである点が挙げられます。

高級料亭の予約代行や、「レストランウィーク」という食のイベントを年に1回行うなどしており、食に関心の高い利用者の関心を集めています。

ダイナースクラブカード | カードラインナップ

2-6 その他のブランドは?

国際ブランドとして主要なものは5つですが、そのほかにも国際ブランドはあります。そのうちの1つが、中国の銀聯(ぎんれん)カード(Union Pay)です。

銀聯カードは急速に成長し、今や世界シェア32%を誇る国際ブランド(※)となっています。しかし、その多くは中国国内での利用となっているようで、海外でのシェアはまだまだ伸びしろがありそうです。

ほかにも、アメリカのディスカバーカードというブランドがあります。こちらは、世界シェアが1%にも満たず、日本ではほとんど見かけることはないかもしれません。

ですが、JCBと相互提携しているので、互いに加盟店を共有し合っている形です。つまり、ディスカバーカードを持っている人は、国内の多くの店舗で利用できることになりますね。

(※)出典:『Purchase Transactions on Global Cards in 2020』The Nilson Report

銀聯カード(ぎんれんカード)|クレジットカードの三井住友VISAカード

3 クレジットカードのブランドの選び方

それぞれのクレジットカードのごとに、特徴などを紹介してきました。ですが、イマイチ選び方がわからないと感じる人もいるでしょう。

続いては、どのような点を考慮してクレジットカード選びをすればよいのかについて、お伝えしていきます。

3-1 シェアが高く知名度のあるブランドを選ぶ

クレジットカードによっては、意外と使えない店舗も多いもの。そうなると不便なので、特に最初の1枚を選ぶときは、使える場所が多いブランドを選ぶのがおすすめです。

その観点で考えると、おすすめなのはVisaやMastercardです。この2つのブランドであれば、国内外問わず、利便性高く使用できます。特にアメリカ方向で使う可能性が高いならばVisaを、ヨーロッパ方向ならばMastercardがおすすめなのは、先にお伝えした通りです。

また、決済機能としての信頼性も高いのがこの2ブランドの特徴。VisaとMastercardは、高度なセキュリティを持つ非接触型の決済システムを共同開発しています。

3-2 使いたいエリアのシェアで選ぶ

どんな場所でも便利に使いたいならば、先にお伝えしたようにシェア率の高いブランドを選べば良いでしょう。

ですが、特定の国やエリアで使うことを想定するならば、その土地で最もシェアの高いブランドを選ぶのがおすすめです。

日本国内であれば、JCBカードがあれば幅広く使うことができますし、もし中国での使用を想定するならば銀聯カードは必携でしょう。

おまけですが、ベトナムではクレジットカードではなく、スマホ決済のmomoが非常にシェアを伸ばしており、現地のタクシーや屋台でも使用可能な場所を拡げています。

クレジットカード大国と言われる韓国では、ご紹介してきた5大ブランドがシェアを占めています。特に、JCBはカスタマー用のデスクがあったり、ショッピングやレストランでの優待、割引があったりとかなり便利に使えるカードです。

3-3 ステイタスや付帯サービスで決める

クレジットカードを持つ上で、気になることの1つがステータスや付帯サービスです。クレジットカードも自分の持ち物ですし、支払いの場面は意外と人から見られることもあるものです。

アメックスやダイナースは、富裕層向けというイメージがあります。実際、年会費が高額で、数万円のものもありますが、それでもステータスを求めてアメックスやダイナースを持つ人も少なくありません。

また、付帯サービスでカードを選ぶ方法もあります。その場合でも、やはりアメックスやダイナースは抜きんでており、おすすめです。

先にもお伝えしましたが、アメックス主催のコンサートや花見会があったり、ダイナースでは食に力を入れているのでグルメ好きの方にはぴったり。また、航空会社のマイレージが貯めやすいカードなども発行されています。

旅行やエンタメ、食やプラスアルファを求めたい人は、アメックスやダイナースを選ぶという選択肢を検討するのも良いでしょう

4 ブランド選びで知っておきたいこと

最後に、クレジットカードのブランド選びに当たって、よくある疑問をまとめてみました。ぜひチェックして、自分にとってベストなカード選びに役立ててください。

4-1 同じカードで複数持ちはできる?

いわゆる「デュアルカード」と呼ばれている方法です。たとえば、三井住友Visaカードに入会、申し込む際にMastercardを同時に発行することができます。

デュアルカードのメリットは、普通であれば2枚分のカード年会費が別々にかかるところが、割引される点です。

また、2枚のカードのポイントが1つにまとまるので、クレジットカードの複数持ちによってポイントが分散してしまうことを防げるのもうれしいですね。

VisaとMastercardの2枚持ちならば、どこへ行っても使えるという意味では最強の組み合わせとなりますし、Visaとアメックスにすれば網羅性とサービスのクオリティを同時に得ることができます。

1枚目のカードでは毎月の固定費を支払い、2枚目はお小遣いでの買い物や飲食費の利用に当てるなどすると、家計の管理にも役立ち、便利ですね。

4-2 ブランドを途中で変更することはできる?

ライフスタイルの変化などによって、クレジットカードブランドを切り替えたいときが訪れる場合もあるでしょう。

たとえば、三井住友カードの場合、VisaからMastercard、またはその逆の切り替えはできないので、新たにもう1枚カードを作らなければなりません。そして、元々持っていたカードを解約する手続きをします。

一方、三菱UFJニコスカードの場合には、ブランドのスイッチが可能です。

また、通常のカードからゴールドカード、プラチナカードへアップグレードする際に、ブランド変更を受け付けてくれるカード会社もあります。楽天カードなどが、そのようなサービスを行っていますよ。

ほかでも、カード会社によってルールが違いますので、気になる場合には確認をしてみると良いでしょう。

1つ言えることは、最初にカードを作るときのブランド選びは大事なので、慎重に行った方が良いということですね。

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持っているカードの国際ブランド(Mastercardなど)を変更したいのですが、どうすればいいですか | 楽天カード:よくあるご質問

まとめ 自分に合ったクレカブランドを選ぼう!

クレジットカードを選ぶとき、注目しがちなのはどうしてもコストに関わる部分となりがちです。年会費やポイント還元率などが気になるのは、当たり前ですよね。

そのような点に注目していると、「ブランドはどれでもいいや」と思ったりしますが、国際ブランドであることをチェックするのも大切な要素の1つです。

ブランドごとの特徴をしっかりと把握して、自分に合ったクレジットカードブランドを選んでくださいね。