スカイチームでマイルを貯める!基礎知識から上級会員になる方法まで解説

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ポイ活好きの方の中には、JALやANAといった航空会社のマイルを貯めているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方々に知って欲しいのが「スカイチーム」です!「スカイチーム」とは、複数の航空会社が加入しているアライアンス(航空連盟)のひとつ。アライアンスの特徴をうまく利用すれば、ポイントをもっと効率良く貯めたり、お得な特典を受け取ったりもできるんです。

今回紹介する「スカイチーム」は、JALやANAなど日系の航空会社が加盟していないアライアンスですが、加盟エアラインは日本国内にも就航しています。人によって相性はあるものの、上手に活用すればしっかりマイルを貯められますよ。

この記事ではスカイチームの基礎知識や上級会員になる方法やその特典、加盟している航空会社やその特徴など幅広く紹介します。

この記事は下記のような人におすすめです!

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スカイチームの効率の良いマイルの貯め方使い方が知りたい

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1. スカイチームの基礎知識

まずはスカイチームの基礎知識について押さえていきましょう!

この後に説明するマイルや上級会員についてしっかり理解するために、これから説明する内容をチェックしておいてくださいね。

1-1.スカイチームとは

スカイチームとは、世界各国の航空会社が加盟するアライアンス(航空連盟)のこと。2000年にメキシコの「アエロメヒコ航空」、アメリカの「デルタ空港」、フランスの「エールフランス」、韓国の「大韓空港」によって結成されました。

現在、日系の航空会社は加盟していないものの、アジアやアメリカ、ヨーロッパなど世界中の航空会社が加盟しているため、国際線を利用する方はスカイチームの名前を見聞きしたことがあるかもしれませんね。

またスカイチームは、「スターアライアンス」「ワンワールド」とともに世界3大アライアンスの1つにも数えられているんです。ちなみに「スターアライアンス」にはANA、「ワンワールド」にはJALがそれぞれ加盟しています。

1-2.メンバーは18社!スカイチームの加盟航空会社は?

2023年現在、スカイチームに加盟している航空会社は以下の通りです。

チャイナエアライン(中華航空)

中国東方航空

ガルーダ・インドネシア航空

大韓航空

ベトナム航空

廈門航空(アモイ航空)

アエロメヒコ航空

デルタ航空

アルゼンチン航空

エア・ヨーロッパ

エールフランス航空

ITAエアウェイズ

チェコ航空

KLMオランダ航空

タロム航空

ケニア航空

ミドルイースト航空(中東航空)

ヴァージン・アトランティック航空

サウディア(サウジアラビア航空)

以上18社が現在スカイチームに在籍しています。国際線をよく利用する方の中には、「海外旅行でこのエアラインを利用したことがある!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。日本への就航を行う航空会社も、スカイチームの中には数多くあるんです。

1-3.格安旅行者が利用しやすいアライアンス

スカイチームは、お得な価格で旅行したいという方が比較的利用しやすいアライアンスなんです。

チャイナエアラインやベトナム航空など、比較的安い価格で利用できる航空会社が数多く加盟しているほか、デルタ航空、大韓航空など格安ツアーで利用される航空会社の加盟も多いのが特徴。

「海外旅行にたくさん行きたいから渡航費は安く抑えたい!」たいという方にはぜひともおすすめしたいアライアンスです!

1-4.スカイチーム世界一周航空券とは?

各航空アライアンスは、世界一周航空券という航空券を展開しています。これは、出発地点から太平洋と大西洋を1回ずつ渡り、再び出発地点に戻ってくるというものです。

航空アライアンスがサービスを運営していることもあり、エリアによって異なる航空会社の飛行機で旅ができるのも魅力の1つになっています。

スカイチームが提案する世界一周旅行プランには、世界の美食を味わうことのできるグルメコースという心躍る企画も用意されています。 

“世界三大料理”を機内とラウンジで堪能できるという旅行プランで、スペイン(バルセロナ)やイタリア(ローマ)といった美食大国もルートに組まれているため、旅先でもさまざまなグルメを楽しむことができます。

フランスやイタリア、中国などグルメで評判のフラッグキャリアで構成されているスカイチームならではのプランで、とことんグルメを堪能したい!という方におすすめです。

HIS世界一周旅行デスク「スカイチーム世界一周の旅」

2. スカイチームのマイルの貯め方と使い方

基本的な知識を押さえたところで、次はポイ活好き必見のスカイチームのマイルの貯め方や使い方について解説していきます。スカイチームならではのお得な貯め方や使い方について紹介するので、チェックしておいてくださいね!

2-1.加盟している航空会社でマイルを貯めて使う

実は、スカイチームとしての独自のマイレージプログラムはありません。航空会社ごとに貯めたマイルを、それぞれのルールに沿って利用する形になります。

例えば「スカイマイル」の名称で知られるデルタ航空のマイル。他の多くの航空会社と同じく、航空運賃や会員のランクによってマイルが加算されていきますが、こうして貯めたスカイマイルは提携航空会社の特典航空券や、JTBなどが提供するパッケージツアーへの交換が可能です。

アジア系の航空会社も見てみましょう。例えばチャイナエアラインで貯まったマイルは、自社の特典航空券の予約に使えたり、VIPラウンジの利用に使えたりします。またスカイチーム特典航空券への交換も可能です。大韓航空でも同じく、スカイチームの座席アップグレードや提携航空会社の特典を受け取れます。

同じスカイチームでも航空会社によって提携先が異なることもあるので、マイルを貯める際には、しっかり確認しておきましょう!

2-2.マイルを貯めることで上級会員を目指せる

マイルを貯めることのメリットは、座席のランクアップやラウンジの利用だけではありません。各航空会社のマイルを貯めることで、上級会員も目指せるんです!

マイルを貯めるとその航空会社の会員ステータスが上がるだけでなく、スカイチームでの会員ステータスも上がります。スカイチーム独自の特典が受けられるので、マイルを中心にポイ活をしている方は見逃せませんね!ステータスが上がれば、さらに高品質なサービスを受け取ることもできますよ。

スカイチームの会員特典として受け取れるのは、チェックインや座席確保の優先や、手荷物関連での優待など。特典については後ほど詳しく解説します。

2-3.日系航空会社と独自に提携しているところも

スカイチームの加盟航空会社の中には独自にANAやJALなど日系航空会社と提携しているところもあります。代表的なのは1つの旅客機に2つの航空会社が関わるコードシェア便の場合です。ANAとJALに分けて詳しく見ていきましょう。

まずはANA。コードシェア便限定でANAのマイルを貯めることができます。代表的なのはベトナム航空やガルーダインドネシア航空など。マイルの積算率はそれぞれ異なるので注意しましょう。

また、ANAの上級会員ならコードシェア便でも同様の優待を受けることができますよ。

さらに、JALではコードシェア便だけでなく対象の便にもマイルが加算されます。一部の航空会社とはマイルの相互利用ができるのも嬉しいポイントですね!代表的なところでは、大韓航空やエールフランス、中国東方航空などが挙げられます。

大韓航空「提携航空会社」

チャイナ エアライン「スカイチーム会員特典」

3. スカイチームの上級会員とは

スカイチームのマイルに興味を持った方にぜひとも知っておいてほしいのが、上級会員の仕組みや特典。マイルを貯める醍醐味の一つともいえるVIPラウンジをはじめ、航空会社ならではの様々な特典を受け取ることができるんです。

ここからはスカイチームの上級会員について詳しく見ていきましょう!

3-1.スカイチームの上級会員の仕組み

スカイチームの上級会員にはさらに2つのランクがあります。それがスカイチームエリートと、1ランク上のスカイチームエリート・プラスです。

先ほども触れたように、スカイチームの上級会員は、スカイチームに加盟する各航空会社のステータスと連動して目指すことができます。上級会員と聞くと、仕事などで飛行機によく乗る人が得られる特別なステータスのように思えるかもしれません。しかし、スカイチームの上級会員資格は、実はフライトの回数とは関係ないんです。

地上にいながらマイルを貯める「陸マイラ―」のあいだでも、スカイチーム系のマイルは注目されているんですよ。具体的な方法や得られる特典については、次から詳しく紹介しましょう!

3-2.スカイチームのエリート会員とは

まずはエリート会員の特典からご説明します!

エリート会員では、席を予約するときや座席指定を行う際に優先的に対応してもらえます。さらに、搭乗の際の順番や、ご自身の都合に合わせた搭乗など、飛行機に乗る際にも優待があります。また手荷物制限についても、一般会員より優先度が高いのも嬉しいポイント。

スカイチームのエリート会員になるための方法は、各航空会社によって異なります。例えばデルタ航空では、25,000マイル以上でシルバーメダリオンを獲得すればエリート会員になることが可能です。

ただし、シルバーメダリオンの段階では、空港にあるスカイチームラウンジの利用資格が無い場合もあります。ワンランク上の「エリート・プラス」とでは明確に特典が異なるので注意してくださいね!

3-3.さらに上の「エリート・プラス」も

スカイチーム会員のさらに上のエリート・プラス会員になると、エリート会員が使える全ての特典に加え、さまざまな特別待遇が受けられます!

たとえば、各空港のスカイチームラウンジが無料で利用できます。ラウンジの利用は同伴者1名まで無料なのも嬉しいポイントですね。他にも手荷物の優先受け取りや、出発24時間前までの長距離便のエコノミークラス席の確保など、いろいろなVIP待遇が用意されています。

エリート・プラス会員になる条件は、各航空会社によってさまざま。例えばデルタ航空のポイントプログラムでは、ゴールドメダリオン以上がエリート・プラス会員になる資格を持ちます。

また、デルタ航空の「デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」を保有し、前年の利用が150万円以上になれば、スカイチームの上級会員資格の取得が可能です。

4. どの航空会社でマイルを貯めるべき?

ここまでスカイチームのエリート会員に関するさまざまな特典や、会員になるための条件を紹介してきました!

エリート会員になるためには、各航空会社で規定のマイルを貯めることが必要です。では、どの航空会社でマイルを貯めるべきなのでしょうか?ここからは、代表的な航空会社を例に挙げ、エリート会員になるための条件やその他特典などを紹介していきます!

選ぶポイントは、自分が使いたい路線があるか、マイルの貯めやすさ(よく使う路線か、提携のクレジットカードがあるか)、その他の特典があるか、などをチェックしておくのがおすすめ。ここで解説する内容をふまえて、どの航空会社のマイルが貯めやすいのか比べてみてくださいね!

4-1.デルタ航空

スカイチームでマイルを貯める航空会社として、真っ先に挙げられることも多いのがデルタ航空です。

アメリカ・ジョージアのアトランタ市に本社を構えるデルタ航空では、「MQM(メダリオン会員資格取得必要マイル)」と「MQS(メダリオン資格取得対象区間)」の獲得数が重要なポイント。この2つで、毎年ランクが変動します。

会員は、シルバー・ゴールド・プラチナ・ダイヤモンドの4つのメダリオンで構成されており、シルバーメダリオン以上でスカイチームのエリート、ゴールドメダリオン以上でスカイチームのエリート・プラスに該当します。

先ほども触れましたが、「デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード」でシルバーメダリオンおよびスカイチームのエリート会員が、「デルタ スカイマイル アメリカン・エクスプレス・ゴールド・カード」の保有でゴールドメダリオンおよびスカイチームのエリート・プラス会員の資格が得られます。

また「デルタ スカイマイル アメックス・ゴールド・カード」では最高で1億円という高額の海外旅行保険の付帯も受けらるため、海外旅行が好きな方にもおすすめですよ。

4-2.大韓航空

次に紹介するのが韓国を代表するエアラインの大韓航空です。大韓航空便への規定回数以上の搭乗や、貯めたマイルの額でランクが決定します。

大韓航空の会員のランクは、モーニングカームクラブ・モーニングカームプレミアムクラブ・ミリオンマイラークラブの3つです。エリートモーニングカームクラブがスカイチームのエリート会員、モーニングカームプレミアムクラブ以上がエリートクラス会員になる資格を持っています。

全クラス共通の特典としては、キャンセル待ちの座席の優先権や専用カウンター・ラウンジの利用、事前のエコノミークラスの座席指定などがあります。

モーニングカームプレミアムクラブ以上では、ピーク期間の特典として通常期のマイレージの適応や、専用ホットラインサービスの利用(韓国語のみ)、特典航空券の再発行手数料の免除など、ランクによりさまざまな特典が受けられますよ。

大韓航空「スカイパス」

4-3.チャイナエアライン

次は、台湾を拠点とするチャイナエアライン。

日本から台湾のフライトの路線が充実していて、「仕事や旅行で台湾にはよく行くよ!」という人にもおすすめなこのエアライン。加重トリップカウントという独自の搭乗実績のカウント方法を採用しています。

会員ランクは、ダイナスティー・ゴールド・エメラルド・パラゴンの4つがあり、ゴールド会員以上がスカイチームのエリート会員、エメラルド会員以上がエリート・プラス会員になる資格を持ちます。

スカイチーム会員特典としては他の航空会社と同じく、座席の優先的な確保やチェックインの優先、手荷物の許容量の優待などが挙げられます。さらに、エリート・プラスでは空港にあるVIPラウンジの利用も可能です。

またチャイナエアラインは、ハワイアン航空とマイレージサービスを提携しているのも特徴です。「台湾だけでなく、ハワイへの行き来もたくさんするよ!」という方はチャイナエアラインの利用がおすすめですよ。

4-4.エールフランス

最後に紹介するのがエールフランスです。フランスを本拠地とするエールフランスでは、「フライング・ブルー」というオランダ航空との共同マイレージプログラムを採用しています。

フライング・ブルーでは、利用者の「フライング・ブルーカード」のステータスによって獲得できるマイルが異なります。会員のランクはエクスプローラー・シルバー・ゴールド・プラチナの4つ。スカイチームの上級会員になるには、エールフランスのシルバー以上がエリート、ゴールド以上がエリート・プラスに該当します。

また、加盟しているアライアンスとは別に、JALとの提携も行なっているため、マイルの相互利用が可能なんです。スカイチームに日系の航空会社が入ってないことで特にメリットを見いだせなかった方にも、エールフランスの利用はおすすめですよ!

フライング・ブルーの特典としては、搭乗後一定期間内のマイルの加算申請や、不足したマイルの購入が可能であることなどが挙げられます。

フライング・ブルーについて

まとめ スカイチームを正しく知って利用しよう!

マイルを使ったポイ活では、ANAやJALといった日系の航空会社が主流です。しかし、よく使うエアラインや、提携しているカード会社などによっては、スカイチームの航空会社が向いているという場合もあるんです。

スカイチームの特徴を正しく知り、自分に合いそうだと思った人はぜひ利用してみてくださいね!