最近CMでも楽天カードの宣伝が放送されていることが多く、楽天カードが気になっている人も多いのではないでしょうか。その中で、楽天カードを発行する際には、VISA、Mastercard、JCB、American Expressの4つのブランドからカードを選ぶことになります。
ここではそんな楽天カード発行の際に、どのブランドを選べば良いか迷っている人に向けてそれぞれのカードブランドの特徴について解説していきます。また、楽天カードを最もお得に作成できるタイミングについても解説していくのでぜひ参考にしてみてください。
この記事は下記のような人におすすめです!
- どのブランドがお得で便利か知りたい
- 自分に合った楽天カードを発行したい
1 クレジットカードの国際ブランドとは?
そもそもクレジットカードの国際ブランドとはどんなものなのかと疑問に思っている人も多いと思います。そこでここではまず、それぞれの国際ブランドの解説をする前にクレジットカードの国際ブランドとは何かについて解説していきます。
1-1 国際ブランドは世界で使えるカードブランドのこと
クレジットカードの国際ブランドは、世界中で利用することができるカードブランドのことを言います。例えば、VISAブランドの楽天カードを保有している場合は、世界中のVISA加盟店で楽天カードで決済を行うことができます。また、同様にVISAブランドのdカードを保有している場合にも、世界中のVISA加盟店で決済を行うことができるため、VISAブランドのクレジットカードを持っていればどこの会社のクレジットカードを持っているかは関係ありません。
1-2 国際ブランド以外のカードとは?
クレジットカードのカードブランドは、全てが国際ブランドというわけではなく、国際ブランド以外のカードブランドもあります。例えば、日本であればニコスカード(NICOS)がありますが、こういったカードは国際ブランドのカードとは異なり、海外では利用することができません。こういったカードブランドは、国際ブランドと提携していることも多いので、国際ブランドのカードを選んでおけば海外旅行の際はもちろん、日々の生活においてもカードの利用に困ることはないでしょう。
2 楽天カードの国際ブランドの特徴
ここまで、クレジットカードの国際ブランドとはどんなものかについて解説をしてきましたが、ここからは楽天カードで選択可能な国際ブランドの特徴についてそれぞれ解説していきます。
2-1 VISAの特徴
VISAブランドは、2020年時点の調査によると国内では50.8%のシェアを誇っており、日本で最も利用しやすいカードブランドです。また、世界での視点でみた場合でも、知名度、シェア共にナンバーワンのブランドです。
そのため、海外でも利用することができるため、日頃から海外にいく人にとっては必須のカードブランドになります。海外では、VISAは特にアメリカ方面でのシェアが高いです。
VISAブランドのデメリットとしては、Apple Payとの相性が悪い点です。VISAブランドのクレジットカードはApple Payでの電子決済の際に一部利用の制限がある場合があるため、iPhoneユーザーの方でスマホでの電子決済を前提にしている場合は注意が必要になります。
2-2 Mastercardの特徴
Mastercardは、世界中でVISAブランドの次に認知度が高い国際ブランドで、VISAがアメリカ方面で強いのに対しMastercardはヨーロッパ方面に強いのが特徴です。海外での利用に関しては、VISAでもMastercardを選んでも問題ありませんが、旅行先や出張先によってVISAかMastercardかを選択するのも良いかもしれません。
また、日本でも店舗が拡大してきている大型ショッピングセンターであるコストコでは、クレジットカード決済はMastercardブランドのみ利用可能となっています。そのため、頻繁にコストコを利用する人はMastercardブランドのクレジットカードを持っておいた方が良いでしょう。
このようにMastercardはVISAには決済可能店舗などで劣る部分はあるものの非常に利用しやすい国際ブランドです。
2-3 JCBの特徴
JCBは、唯一の日本生まれの国際ブランドで日本国内では、VISAに次いでシェア率が高いです。海外での利用については、ハワイや韓国、グアムなどの日本人に人気の観光地ではそれなりに普及しているものの、世界中という視点でみるとJCBが利用できる場所はそう多くはありません。
しかし、JCBカードには海外のJCB加盟店で購入した商品が対象になるショッピング保険が付帯していて、購入後90日間の破損や盗難を保証してくれるので、海外でも安心して利用することができます。また、JCBカードを保有していれば、ハワイのワイキキの全てのラウンジを利用することができるなど日本人に人気の観光地ではサービスが充実しています。
このように、JCBは海外での利用に関しては不便な部分も多いものの、近隣国や日本人に人気の観光地では安心して利用できたり、充実したサービスを受けたりすることができるのが特徴です。
2-4 American Express
American Expressは、グレードの高い国際ブランドとして人気で、高級ホテルやレストラン、日常での買い物までさまざまな場面で利用することができます。日本では、American Expressの加盟店はそこまで多くありませんが、American ExpressはJCBと提携しているため、JCB加盟店で利用することができます。海外ではVISAやMastercardほどは、加盟店の数が多くないため、海外での利用の際には注意が必要です。
また、American Expressは他の国際ブランドと比較すると年会費のかかる場合や年会費が高い場合が多いため、自分にとって年会費以上のメリットがあるかどうかをしっかりと考えると良いと思います。
3 初めてカードを作る人はVISAがおすすめ!
ここまで、楽天カードを発行する上で選択できる4つのブランドについてその特徴を解説してきましたが、初めて楽天カードを発行する人にはVISAブランドを選択することをおすすめします。ここでは、なぜ初めての人にはVISAブランドをおすすめするのかその理由について解説していきます。
3-1 楽天カード(VISA)
初めて楽天カードを作る人にVISAがおすすめな大きな理由は、やはりシェア率が高いことです。日本はもちろん、世界でもナンバーワンのシェア率を誇るVISAブランドであれば、クレジットカードを利用できるほとんどの場所で利用することができます。海外旅行に行った際にも利用できる店舗が多いので、わざわざ海外の通貨に両替して行かなくてもそれなりに決済ができるため便利です。また、VISAタッチというタッチ決済も行うことができるので、実際にカードをスキャンしたり差し込んだりする必要がなく、リーダーにかざすだけで瞬時に決済が完了します。
このように、初めて楽天カードを発行する人は、利用できる場所が多く、便利なタッチ決済も利用することができるVISAブランドを選択しておけば間違いないでしょう。
4 2枚目のカードを作る方におすすめのブランド
楽天カードは2枚目の発行を行うこともできるため、1枚目のカードをVISAにした人は、もうひとブランドを選択してカードを発行することができます。
ここでは、2枚目の楽天カードの発行を考える上で、Mastercard、JCB、American Expressのどのブランドを選択するのが良いのか、それぞれの用途によってメリットが異なるので、比較し解説していきます。
4-1 楽天カード(Mastercard)
Mastercardは、世界ではVISAにつぐシェアを誇っているため、利用できる店舗が多く日常のさまざまな場面で利用することができます。
会員制の大型スーパーであるコストコでは、クレジットカードはMastercardブランドのみが対応になっているため、コストコのヘビーユーザーにとってはMastercardブランドの楽天カードは必須になると思います。
また、Mastercardには、VISAカードのようにApplle Payでの利用制限もないので、iPhoneユーザーでスマホ決済をメインで使っていきたい人にもおすすめです。
4-2 楽天カード(JCB)
JCBは、日本発の国際ブランドで海外での利用についてはVISAやMastercardには劣るものの国内で利用する分には、不便に感じることは少ないでしょう。
楽天カードでJCBブランドを選ぶと、カードのデザインがディズニーデザインのものを選択することができるようになるので、ディズニーファンにとっては嬉しい特典になると思います。それだけでなく、JCBのカードを持っているとディズニーリゾートやUSJのイベントなどへの招待などの特典を受けられる場合もあるので、テーマパーク好きの人には、JCBブランドがおすすめできます。
4-3 楽天カード(American Express)
American Expressのブランドは、年会費がかかるクレジットカードが多い中、楽天カードであれば年会費無料でAmerican Expressのクレジットカードを持つことができます。
American Expressのクレジットカードを持っている人が利用できるアメリカンエキスプレスコネクトというさまざまな特典を受けることができるサービスを利用できるのは大きなメリットです。しかし、楽天カードはAmerican Expressのブランドを年会費無料で持てるだけあって、アメリカンエキスプレスコネクトのサービスの中には楽天カードが対象外の場合もあるので注意が必要です。
5 カードの審査について
ここまで楽天カードの4つの国際ブランドについてそれぞれ解説してきましたが、ここからは楽天カードの審査について注意点を含めて解説していきます。
5-1 ブランド毎の審査の難易度は違うの?
楽天カードは4つの国際ブランドを選択できることから、それぞれのブランドによって審査の難易度が異なるのかと疑問に思う人も多いと思いますが、ブランドによる審査の難易度に違いはありません。楽天カードは、国際ブランドに関わらず楽天カードの基準で審査を行っているため、どのブランドを選んでも審査基準は同じになります。
5-2 カード審査時の注意点
楽天カードを発行する際には、必ず正しい情報を入力し審査に望むようにしましょう。虚偽の情報を入力すると審査に通過できなかったり、今後の信用情報にも傷がついたりする可能性があります。
また、クレジットカードの審査は、CICという個人の信用情報が集まる場所の情報を元に審査されるので、同時に複数のカードを申し込むと不審に思われ審査に通らないこともあるので、他のカードを同時に申し込まないようにしましょう。
6 楽天カード申し込みの手順
楽天カードの審査についてや注意点がわかったところで、次は楽天カードの申し込みの手順について解説をしていきます。
6-1 申し込み
まずは、パソコンやスマートフォンから楽天カードの申し込みを行います。この際、引き落とし口座の情報やメールアドレスの情報が必要になるので、事前に準備をしておきましょう。
6-2 入会審査・カード発行
申し込みをした後に入会審査に入ります。通常ですと、1週間から10日程度でカードが自宅に届けられます。この間もカードの審査の状況や発送状況などがWeb上で確認できるので活用してみると良いと思います。
6-3 カード受け取り
審査に通過し自宅にカードが届けられカードを受け取る際には、本人確認書類を提示する必要がある場合があります。そのため、その本人確認資料の有効期限や事実と相違がないかなどを事前に確認しておくと良いでしょう。
6-4 新規入会特典の受け取り
カードの受け取りが完了したら、楽天e-NAVIに登録をすることで新規入会特典のポイントを受け取ることができます。楽天e-NAVIでカードの受け取り手続きが完了してから2日程度で新規入会特典のポイントが進呈されます。
6-5 カード利用特典の進呈
カード利用特典を獲得するための条件は、カード申込日の翌月までにカードのショッピング利用をすることとカード申込日の翌々月25日までに口座登録をすることです。これらの条件を達成することによりポイントが自動付与されます。また、この特典で獲得できるポイントは期間限定ポイントで、有効期限は進呈日の翌月末までになるので注意しましょう。
7 楽天カードを発行するのはいつがいいか
楽天カードの入会キャンペーンは常にやっていますが、楽天カードを発行するのはその入会特典のポイントがアップしているタイミングで入会するのがおすすめです。
7-1 楽天カード入会ポイントアップキャンペーン
楽天カードの入会特典は通常、新規入会特典が2,000ポイント、カード利用特典が3,000ポイントの合計5,000ポイントになりますが、定期的に開催されているポイントアップキャンペーンの際に申し込みをすればさらに多くのポイントを獲得できます。
ポイントアップキャンペーンでは、カード利用特典が5,000ポイントや6,000ポイントになり、新規入会特典と合わせると7,000ポイントまたは8,000ポイントが獲得できます。この合計で8,000ポイントを獲得できるタイミングで入会すれば最もお得に入会することができるので、楽天カードの情報をチェックしてみると良いと思います。
7-2 楽天カード発行ならポイントサイト経由で
楽天カードを発行する際には、ポイントサイトの経由も忘れてはいけません。1枚目のカードの発行の際は、楽天カードの入会特典とは別にポイントサイトのポイントも獲得することができます。ポイントサイトのポイントも変動しますが、楽天カードのポイントアップキャンペーンのときにポイントサイトのポイントも高くなる傾向があるので、ポイントアップキャンペーンのタイミングでポイントサイト経由で楽天カードを発行すると良いでしょう。
まとめ
ここでは楽天カードの国際ブランドについて解説し比較をしてきました。初めてカードを発行する人には、シェアナンバーワンのVISAを選択するのがおすすめです。また、楽天カードを発行する際には、ポイントアップキャンペーンのタイミングで発行するとお得に発行することができるのでぜひ参考にしてみてください。